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母の日。

152cm、52kg。子供の頃に見た152cmは大きかった。今、この152cmは小さい、ずいぶん小さい。この小ささでよこもまあ、この180cmを育て上げたモノである。「炭酸ジュースは骨を溶かす」と言う母の言葉で僕はデカナッタ。子供の頃の母は学校の勉強は良く出来、高校進学を先生も勧めたが家が貧しく、すぐにバスガイドとなり家に仕送りをする。今でも「あの頃はやっぱり勉強がしたかった」と言う。援助交際をする今の高校生。母はその年齢の頃、家を援助していた。今はパチンコ店を援助している。時代が変われば人の生き方も変わる。中学の頃同級に殴られ家に帰って飯も食わず部屋に閉じこもった僕に「何かあったんね?」と聞く。涙声で「何でもない」と答える。「まあ、親に言いたくないこともあるやろね」とそれ以上はまったく聞かず、ドアを閉めた。それで僕は救われた。追求されたら余計惨め。子供にとって一番惨めな事は惨めな自分を親に知られる事だ。そんな母も還暦。その祝いで10月に姉家族、兄家族を合わせ10人で東京旅行に行く。楽しみ。しかし母は明日のスリー7に必死。
※3年前に書いたモノです。

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