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慎スポ・号外「オヤジ2006年版」。

拝啓 林田寿様
親が子をほったらかし子が親を殺害するこの世の中、おとうさん、あなたに手紙を書きます。
ここ3、4日、夏バテでしょうか、とっても疲れております。あなたの第三番目の子が。
少し愚痴を聞いてほしく、何かしらの激励を頂きたく昨夜話に行きました。
親父は一言。「苦しい時に苦しんでおけ、それが明日に繋がる」。
テレビを見たまま、一杯引っ掛けて寝たままのあなたの言葉。
本や歴史上の人物達が同じようなことを言ってますが、たった一人の僕にとっての寿がこう言うといくらキタンタレの僕でも素直に肯いてしまいます。声にならない「ハイ」を。
坂本竜馬や西郷さんよりあなたは僕にとって身近で偉大です。

しかし、よく呑みますね。でも、その酒はあなたにとって子を食わせる為の激務、ストレスから守るための睡眠薬だったのかなって最近思います。
今でもあなたは職場や地域で人間的に好まない人を名指しで僕の前でオカンの前で裁判します。弁護人はアルコール。彼が付くとあなたは余計に雄弁に。決して立派ではないが、気持ちは痛くわかるのです。
そう、人間関係って実は解決しないのです、するわけないのです。お互い違いを認めるしかないと。だからこそ、自己の感情に怒りや憎しみ、そんな感情に向き合い、自分自身の違いもしっかり根気を持って伝えていくしかないのです。
わかっているけど、なかなかできない、あなたの息子だから・・(笑)。

しかし、よく育てましたね、育てくれましたね。3人も。
昔、たまの外食、日向灘。僕達はハンバーグ定食千円。親父だけチャンポン、600円。
「せっかくなのに、もっと高価なものを・・、ホント、チャンポンが好きなんだな・・」。思ったものです。
でも、違ってた。
実は考えがあり、なるべく自分は安いもの、後は子供達に。
あの頃のあなたと同じ年になってきている昨今、おとうさん、僕はあなたの背中から何を学んできたのでしょうか?
「もっと俺に感謝しろ!」って今、ワメキチラシテイル自分自身、空を見ては赤面の日々です、おとうさん僕はまだ子供です。あなたのせがれです。

「あ~ぁ・・、人生奥深く、己は罪深く」。

姉貴や兄貴達・・、僕らはあなたの望む子供でいますか?
優しく心強い子供達でいますか?

最近、こう思うのです。
有名より収入より、地場に根ざして子を育ててゆくことの大変さがそして有難さが昔より、ほんのり少しだけわかってきて・・。
最近、普通に暮らしてゆくこと、それこそが一番忍耐がいると。
あなた方の陰でこの地域で生きることを生きてゆけることを今、感謝しています。

あなたはいつも近所の子供達と永江公園で一緒に遊び、叱ってました。僕の友達達と。
そんな大人は今となっては天然記念物です。親父のようなうるさい人がもっとこの現代に居れば、親殺しも少なくなるかも・・・。
でも、オカンや僕は注意しに行くあなたにホント、ヒヤヒヤしてましたが。
ホント、「家の前に公園が無ければいいのに・・」って何度思ったでしょうか。

今思うは、僕にこの体がある限り、この永江町2丁目公園の伝統は僕が守ります。
守り続ける所存であります。

33になりました。これからです。一時しばし休んで、もちろん、また走ります。
世間が歩けば良いって言いますが、シノゴノ言うな、僕は突っ走るのです。
親父は来年、70歳か・・。
旅行でも祝いで・・、いや・・あなたのこと、「現金が良い」って言うでしょうね(笑)。

親父よ、ありがとう。
僕にとって、あなたの死するなんてない、ありえない。
いつも生きてます、いつまでも。

長生きを切に願う。
息子、慎吾より。

※しばし、休みます。

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