いつの日か。
いつかボクは日本を津々浦々、周ってみたい。
ただの旅ではなく、「講演」をして周りたい。
厚生年金会館や公民館でも小さな会場でも、どこでもいい。
この国のほとんどの人はサラリーマンや自営業で生きている。
芸能人やタレント、文化人、学者が講演しても、ほとんどの人にとっては「あちら側」。
僕のように田舎で生まれ、上京を親の老後と言い訳して拒み、結婚し、あれだけ抵抗していた親父のような生活を営む・・・。
そういう僕らの日常は僕らのような生活をしないとわからない。
芸能人のスピード離婚なんて、田舎に暮らし、親がそばに居てはありえない。
あんなに怖かったお袋のしわも、日常を共にしないとわかるまい。
子供の頃遊んだ海や山の変化もここでしかわからないんだ。
僕はそういう日常を死ぬまでこの街で体感し、それをボク流で語っていきたい。
同じように、田舎で「いろいろあった毎日」を歩んだ人達の前で。
ボクは語りたい。
そういう、いつの日かを夢見て。
ボクは今日も明日もこの田舎の人々と生きてゆきます。
日々修行です。
いつの日か、ボクは日本を旅します。
日常の語りべとして。