行縢登山。
3月17日、土曜日、朝8時より行縢登山。
今回の同行者は日向高校をこの間卒業したラグビー部7名。含む女子マネージャー2名。
そうです。今年もまた行きました。
去年は4月の一日に富中生徒6名と友に共に中学校卒業登山。
今回は高校卒業生と。
朝5時過ぎに目が覚める。昨夜(金曜夜)の八幡生ビア7杯はいい目覚めとなった。
起きて直ぐ、嫁を起こし、市役所においてある僕のヴォクシィーを取りに行く。
で、また再度家に戻り、車を整理掃除する。一人暮らしの部屋って感じな車中をきれいに。なんせ、7名が乗るから・・・。僕を入れて満席である。
去年は遅刻したが、今年はオウケイ、8時前に集合場所日向市駅に。
まずは挨拶をして。
この「7」の命を与り、車で出発。
正に慎吾学校である。僕の思う、心に残るであろう事を子供達と敢行する。
「あれやりたい」
「これもいい」
って、企画や計画ばかりな日常に、僕は実際に行う。実行の人でありたい。
途中、門川のコンビニに寄り、経済効果して、僕は放ウンコして。
ワクワクとドキドキの道中。最近太った僕は無事登れるだろうか・・・って考えながら、生徒たちも少し緊張してたのか、いや、あれは起きたばかりで、まだ眠かったのかな・・・、行きの車中始めは静かでした。
生徒は7名。
マネージャーをやっていた二人は、熊本の大学、宮崎の看護学校。
擁護教諭とナースになるとの事。
二人とも美人。今後社会に出る。だから、僕は帰りの道中に言う。
「体を目的とした男ばかり、それをしっかり見破り、そんな異性には抱かれないように」と。
世の男は僕みたいなセクハラマンばかり・・・。
5人の男、二人は延岡福祉大(内一人、宮大結果待ち)。三人は公務員を目指して専門学校(内二人、宮大結果待ち)。
公務員人気は凄い。人気というか、「とりあえず」かな・・・。
いずれ役所に来て仕事でも後輩になるかもしれないなぁ・・・。
人生ってホント面白い。
登山開始AM9時24分。
2㍑の水、カメラを背負っていざ出陣。
途中休憩をかなり取りながら。
約2時間で登頂へ。女性陣もオウケイ。
僕の胃袋も今年は良い感じ、去年は「オェ~」のやまびこでした。
登頂は、他の登山客が居なく、僕ら8人だけで過ごした、飯を食い、写真を喰う(喰えるか!)。
生徒たちもはしゃいでいて、いい笑顔だったよ。
風が通るって感じ、風が叫ぶって感じを感じた。
自然って良い、そして怖い。
社会に出て行くとはいえ、彼らもまだ18歳。
子供である、まだまだニキビを気にし、これからを案じているであろう。
その彼らに、我々大人は「履修問題」を、「花園」を、「いい子」を押し付ける。
それは教育かもしれない。でも、それは僕らに、「本当に、子供達の為」を考えながら執行、先導していかないと、彼らは、僕ら大人を、社会を、見破るよ。
そして、戸惑うよ。完璧な社会ではないことは僕もわかっている。
でも、僕はだからこそ、言う。彼らに。
「この日向高校という進学校で勉強、そして部活。
朝6時起床、帰り着くのがPM8時半。そして、また宿題、受験勉強。いろいろな問題があっても、両立してきただろう。できなかったかもしれないが、その両立に挑んだね。ホントに大変でした。
でも、これからはその問題よりはるかに大変な事が社会では待っています。
信じていた恋人が浮気するかもしれない。会社でいじめられかもしれない。
友人の死も、そして、親の家族の老いも。
だからこそ、そういった問題から目をそらさずに、苦悩しながら、前に進んでいきなさい。
決して逃げるな、負けても、メゲテモ、いいから、ロングスタンスで逃げずに頑張ってゆけ」。
帰りの道中、最後の最後に言った。
朝から登山、そして、ぽかぽか温泉。そして僕のVOXY。
僕自身、自分の青春時代、20代を振り返っても、逃げてきたことばかり。
空を見ては赤面の日々。
あぁ~、人生に、リセットボタンがあったなら・・・。
だからこそ、子供達ともに「これから」だけを見据えてガンバテって、イコウって。
「人間は、誰しも、逃げてきた過去から逃げれない」、林田慎吾の言葉である。
自分で言うな!
帰路、道中最後、車中は僕のコメント後、「シ~ンっ」としていた。
彼らとはまた、直ぐにまた会うだろうが、僕はしっかりお別れを、卒業を直視する。
日本語で一番美しい言葉、それは「さようなら」。林田慎吾の言葉である。
(もう、えぇッちゅ~にッ)
というような、行縢登山でした。
彼らの健闘を祈る。
ともに、頑張ろう。