見ているよ
人に疲れたときは、ふと、呼吸をしてみればいい。
できれば、深い呼吸を。
君のその眼差しを、君の昨日を見ている人は少ないかもしれない。
「頑張ってるな」って声をかける人も、「大丈夫」って肩をたたく人も。
僕だって君の思いはわからないかも。
でも、こうは言える。
「友人って癒しであり、また腹立つものでもあり」。
そうです、人間は勝手なもの、そして自己をかわいがるもの。
我慢は我が身に大敵、忍耐はご法度。
でも、やはり、それしかねぇな・・。
負けを味わい、負けっぷりに美学を問う。
そう、負けながら敵を油断させて、いつか、いつの日か、「ぱくっ」といくんだ、いったるんだ。
そう、謝った方が勝ちよ、そう、負けるが勝ちよ。
忍耐も大事だよ、我慢も時にはいるさ、そう、いるんだよ。
「かわいく」を、「心がける」を、大切さ。
まずは、そんな自分を許すんだ。
うじうじしている自分を。
彼氏に電話しようと四六時中、悩んでいる自分を。
仕事を換えるかどうか、もう3年考え続けている自分を。
まずは、自己の解放からだ。
そこからだ。
見ているよ、その君の冷や汗を、君の勇み足を。
大丈夫、見ているよ。
命ある限り、君のその心がけを、見てるんだ。