安倍さん辞めちゃった。
書かない訳にはいかない。
首相辞任。
小泉さんからバトンをもらい、「美しい国」を理念とし、憲法改正と教育改革を掲げ、戦後レジーム(体制)からの脱却を叫び、靖国参拝も自粛し、自殺した松岡さんを「慙愧に絶えない」と言い、参議院で惨敗し、それでも、辞めず・・・、この度、「投げ出した」と言っていい、辞任表明。
彼は何をしたのか、この一年。
そして、本当は、彼は何がしたかったのか?
首相というポストで、どんな仕事を成し遂げたかったのか?
わかる人がいるのだろうか?
健康状態は確かに悪いだろう。
でも、国家の最高権限であるこのポストにいる人が健康そのものなんてありえない。
やはり、参議院の惨敗、これをじわじわと感じてきて、「やっていけなくなった」、これだ。
やはり、政治は、良いも悪いも、世間の風で動くのである。
自民党にとっての最たる問題は、この傷だらけの安倍さんを若手なり、反対派なりが、降ろす事ができなかった事だと、僕は思う。
「もう、いやだ」って感じで、投げ出した安倍首相。
こういう辞任劇ではなく、自民党の誰かが真剣に首を狩りにいくべきだった。
エネルギーというのは同質のものが合わさった時に爆発するのではなく、異質なものがぶつかりあった時に発揮する。
今、自民党には異質なものがぶつかれなくなった事がもっともなる問題だ。
「お友達内閣」もこういった空気から生まれてきていると思う。
さて、今後。
僕は田中康夫と手を組んで闘っていく民主党に期待する。
そして、安倍さんの奥さんは今何を思う。
今こそ、あなたが支えてやってください。