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財政。映画。

昨日は久しぶりに嫁と休みがあったため、映画を見に行く。延岡セントラル「ハートロッカー」を。去年のアメリカアカデミー賞作品賞である。その他の賞も総なめらしいです。延岡では遅れて上映され、僕はどこでも見てなかったので、丁度良かったです。2時間15分の映画。2010年これで、13本目です。この間は「孤高のメス」を見る。

その二つの映画の感想の前に、こういう意見があります。
ここでご紹介します。池田信夫(上武大学教授)さんの意見です。
『ギリシアの財政危機をきっかけに、日本の政府債務が新たな「時限爆弾」として世界から注目されている。当面はユーロから逃避する資金で日本国債の利回りは下がっているが、長期的には国内で消化できる限界が来ることは間違いない。それがいつになるかについては諸説あるが、このまま放漫財政を続けると、あと5年ぐらいで国内では消化できなくなる、という意見が多い。』

さぁ、皆さんどうしますか?これでも子供手当や高速道路は無料化が良いのでしょうか?菅総理はホントに最後の砦です。もういい、この際。過去の自民も、民主の鳩山マニュフェストももうどうでもいい。サラリーマンの親父から生まれた庶民総理で、落選回数が多くてそれでも政治家を志した人間、薬害エイズでしっかり謝罪できる人柄、そんな菅さんにもう託すしかありません、僕は。

「孤高のメス」。僕は医療ものの映画が好きです。テレビドラマの救命病棟24時も好きです。医師の世界はやはり、政治と同じで、どこも一緒かな、独特の世界、派閥がある。ただ、そのウダウダを乗り越え医師が目の前の命を救うのに奮闘する。時にはそれで孤立し、左遷され、解雇され。それでも、医者としてやるべきことをする、そんな姿勢に心打たれます。それが映画になる理由でしょうね。今回の「孤高のメス」、2時間15分があっと言う間でした。僕の大好きな映画になりました。
ただ、僕は「余命」を売り物にする、映画にする映画は好まない。嫌いです。残り少ない命を扱い、映画にして感動を誘い、命とは生きるとは何か?を問うのでしょう。これは正に「現実」でやるべきですよ。映画見て感動する前に自分の親の介護をしてくれ。映画で命の尊さを知ってどうする?本当に余命を宣告されている子供たちはこんな映画をどう思うのかな・・・。映画とは、「死にざま」ではなく、「生きざま」を問うのだと思います。

昨日の「ハートロッカー」。嫁の感想は「頭が痛い」。見終わって開口の一番発言がこれ。そうです、見ている側にもかなり力の入る映画でした。アバターが幻想映画ならば、正に3D、この「ハートロッカー」は今そこで起きている超現実映画ですね。ホントに戦争って人を麻痺させます。僕だって、戦争地域に行き明日死ぬかもしれないとなれば、暴力も略奪も強姦も起こしてしまうだろう。人間人格ってあるようでない。その時の環境で変わるのかもしれない。この映画がアカデミー賞を獲得して良かったと思う。アバターでなくて良かったです。

映画とは余命という死にざまではなく、言わば、「その余命に如何に向き合うのか?」というその周りの挑み方、生きざまを描くものだと思う。限りある命という問題に、如何に挑むか?それが本当の問題だと思います。
以上です。

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