今、再度、欧州乾燥機。
結局、「どこに行ったのか?」ではなく、「己が何を感じたか?」ですね。
つくづくそう思います。この貴重な体験で強く感じました。有難うございました。
10月13日からの9日間、21日までの欧州研修とは僕にとって、「イギリスの燻した感じ」そんな空気を吸い、イタリアでは「守るという価値観ではなく、受け継がれたから受け継ぐ、ただそれだけのこと」という空気感を一杯吸いました。
その街、その国、その人々にある空気を如何に感じるか?
それが研修旅行の全てだと思います。
では、僕は何を感じたのでしょうか?
感想はイタリアについて言えば、さっきの「受け継ぐという当たり前の気持ち」を実感。
僕はこの間、家の掃除をした時、冷凍庫にある昔から保存している食べ物を全て捨てました。それで、その空いたスペースに新たに購入したものを入れるのではなく、空きスペースのある冷凍庫、冷蔵庫を今後維持していきたいと思っております。ギュウギュウに詰め込んだ「間」には「おいしそうな」感じはせず、新陳代謝は滞り、ゆえに消費せず残ったまま、そして古くなるという悪循環。この掃除を通じて僕がもっとも感じた掃除術は、捨てる作業より、無駄なものを過剰に買うことから代謝は悪くなり悪しき環境になる、です。最近、流行りの「断捨離」ってのはそういうことかな。また、人間の永遠のテーマのダイエットも、「消費カロリー」よりもまずは「摂取制限」からですものね。「出口の開放より、まずは入口を締める」、それが原則。
イタリアの景観維持や伝統文化を学ぶには、都市ストック以外には、制限をかけ、その制限には哲学があり、そして、その時代時代で受け継ぐ人々の感覚にあるもの「我々が引き継いでゆくもの」という気質を認識しない限り、見えてこない、そう感じました。
ではなぜ、そういった感覚があるのか?歴史の違いであり、教育であり、そして観光ビジネスであり。これから、そういったことをここ日本に帰って来た今から、僕は一から勉強していきたいと思っております。
今回の研修で僕がもっとも印象に残った感覚とは。
「研修とは、その場で、その場の空気を吸って、雰囲気を感じ取り、ロンドンのホテルのウェイターのピーター君19歳と語って直の紳士的さを知り、フェイレンチェで、あの街並み一つ一つの圧倒感に声を失い、ローマにて渋滞や混雑はあるけど旧市街地は延命させるという気質にため息が出た、そんな僕の中への入力作業、それを、これからの日々の日常でいかに研究し、如何に活かすか?だと」それです。
そうです。これからなのです。公金が無駄にならないように、精進します。
日向市役所建設課・林田慎吾。海外研修 2班、林田。