もう、おざなりは要らない、けど、それに僕自身が耐えられるか?だ。
イラク戦争の終結を宣言するオバマ大統領。
そして、昨日夕方、野田首相が原発収束を宣言しました。
この二つの国の最高トップが、政治家として、国の顔として、「終わり」を国民へ告げる。イラク戦争9年で死亡した米兵は4500人。一方、イラク民間人の犠牲者は10万人以上。
その死亡した家族へ、オバマ大統領の宣言はどう聞こえたか?
野田首相の昨日のメッセージは、誰への言葉だろうか。
この寒い朝、3陸の仮設住宅の人々へ、どう伝わったか?
原発事故の現場指揮官、今はおそらく病院入院中(食道癌とのこと)かな、吉田所長にはどう伝わったのか?新橋駅の直ぐそこに、東電の本社がある。今は、警察官が常駐している。ここに来て初めて知る。その東電の社員はどう感じているか?そして、今も、普通にボーナスが出ている僕ら公務員、いや、普通ではない、結局僕らがいずれ払う税金の前払いか・・・、このメッセージを如何に感じればいいのか?
今、僕が、この国の最高顧問、意思決定者の野田総理大臣に語って欲しいのは「原発を、これからのこの国のエネルギーに継続していくのか?そのプラスとマイナス」、それだ。
国民は今、政治に希望を求めていない気がする。求めているのは、絶望的でも苦悩する姿を求めている気がするんですが、どうでしょうか?端的に言えば、政治家へ、行政へ、信頼できる「本当の情報」を求めているのだと。
だって、もう国民の多くは「このままでは、いけない」と重々承知しているのだ。
そして、やることをやれば増税も、段階的に脱原発も、覚悟しているのだ。自然エネルギーにかかる増税なら、説明があれば、反対する人は少ないだろう。子を持つ母乳を飲ませる母親は、この震災を原体験にした子どもは、この国の政治を、エネルギーをどう思うだろか・・・。
ただ、民主主義も、政治家も、完璧ではない。
だからこそ、国民の関心と参加型選挙で、何度でもやり直せばいい。
その為のキーは「原発をどうするか?」、そして「中選挙区制の復活」。
僕の仕事で言えば「住民と苦悩する」、これが僕の仕事の来年のテーマです。精進します。ボーナスもらっている分、しっかりその分、苦悩します。
東京新橋、快晴であり、外はかなり寒そうです。
2011年も残り、2週間です。