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高杉晋作。

所謂、辞世の句について、 「おもしろきこともなき世におもしろく」
「おもしろきこともなき世をおもしろく」

の両説あるが、高杉直筆になる句が残されていないため、正確なところは不明。なお東行庵の句碑には「に」とあり、防府天満宮の句碑では「を」となっている。古川薫、司馬遼太郎の著書では「を」が採用されている一方、一坂太郎は「に」を採用し、「『を』は後年の改作であろう」としている。 かつては死の床にあった高杉が詠み、彼を看病していた野村望東尼が「すみなすものは心なりけり」という下の句をつけたと言われていたが、近年の研究によればこの句は死の前年にすでに詠まれていたという記録があり、正確には辞世ではないという説が有力である(ただし死の間際に詠んだ句でなくとも、人生最後に詠んだ句は辞世と扱われる事もある)。

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