「林田」。

イチローさんの言葉です。

『無駄なことを考えて、無駄なことをしないと伸びません』

人生は手探りです。

他の人には、いい方法であったとしても、自分にもいい方法とは限りません。

人間には個性があるからです。

ですから、自分が実際にやって体験しないと分からないことが多い。

本当に自分に合ったベストなものに出会うには、多くの体験を通さなければ出会えないのでしょう。

その中で、違う、と感じたものが失敗なのだと思います。

イチローさんも、そういうことを言っているのでしょう。

学びというのは、すべて、自分を知り、自分を活かし、多くの人々の幸福に、いかに貢献できるかに結び付いていると思います。

人の自分への評価が、まったく気にならない、と言う人は一人もいないはずです。

みんな気にしたくなくても、気になってしまいます。

これは、人間の本能。

理屈ではなく、人間というのは、そういう生き物です。

人間が最も強い満足感や喜びを感じるのは、人から高い評価をしてもらったときです。

自己満足は、とても小さく、虚しいものです。

多くの人々から、高い評価をいただくためには、多くの人々の幸福に貢献しなければいけません。

そのためには、自分の得意なことで、いかに自分を社会の中で活かしていけるか、にかかっています。

それができたとき、人間は本当に自分の人生に満足できるのだと思います。

慎吾さんは、圧倒的な個性を持っています。

これは、圧倒的な才能があるということです。

ですから、慎吾さんは、普通の人間にはできないことも、慎吾さんならできることがあります。

もっと言えば、慎吾さんにしかできないことがあります。

そのことを成し遂げ、多くの人々の幸福に貢献できたとき、慎吾さんは、今までに体験したことのない、深くて強い満足感を味わうことができるでしょう。

引っ込み思案で、なかなか社会的な活動ができない人も、慎吾さんのような才能のある人間をサポートすることによって、世の中の多くの人の幸福に貢献することができます。

自分にできることで、世の中に貢献することが、自分の幸福に繋がってきます。

慎吾さんが社会の中で活躍し、多くの人々の幸福に貢献できたとしましょう。

そのとき、慎吾さんをサポートしてくれた人達に慎吾さんが感謝を述べたその言葉は、サポートしてくれた人達にとって、多くの人達からの高い評価と同一のものとなります。

社会への貢献の仕方も人それぞれ。

それぞれの人間が、それぞれの生き方で、社会の多くの人々の幸福に貢献できるような生き方すれば、世の中は間違った方向には行かないはずです。