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お笑い論

99はお笑い芸人として今、一押し足りない。
その一押しとは何なのか・・・。
僕にはわかるが敢えてここでは言わない。
いや、言おう。
それは、「毒」。

そのナイナイ。
数ヶ月前のチビタイガー岡村が面白いことを言った。
名前は忘れた、デカパイ(今時使わんか・・・)アイドルとチビタイガーが闘っていると、デカパイファンの男が憎っくき岡村に向かって、
「このチビ!」
と言った。

その野次に向かってすかさず岡村は返した。
「チビで飯食ってんだぞ!
これでチビじゃなかったら俺はフツ~だぞ!」

この岡村の言葉には今の現代若者に欠けている何かがある。
僕らの生きるヒントになる。
そう、コンプレックスをいかに克服しプラスにしていくか?
これだ。

コンプレックスを認められない現代若者・・・。
もはや僕を含めた我々は「いいかっこ」をしている場合じゃないのだ、時代は「開き直り」を歓迎するのである。

岡村の見事な所はここ。
そして、彼はロン毛にしないし、ドラマに出たりしない。
そして何より99はピンで仕事をしない。
これは今の時代の芸人には珍しいのだ。

雨上がりの宮迫はドラマに出て自分を安くしている。
山口の物まねはうまいが、ただうまい、それだけなのだ。
芸能人すべてとうまく絡める「くず」はもう毒のある芸人とは言えない。

新助にとってのさんま。
たけしにとってのタモリ。
とんねるずにとってのダウンタウン。

ナイナイに今一押し足りないのは
「毒」よりも「ライバル」かな・・・。
総じて言えば、良きライバルが「毒」というのを生み出すのかな・・・。

ガンバレ!ナイナイ!

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