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友人新聞記者の2006年ワールドカップ記。

決勝はマテラッツィが大暴れ!助演男優賞っす。
前半のPKをエリア内の遠慮がちなタックルで演出。
ヤバイなぁと思いながら、足を引っ込めながら当てたマルーダへのタックルは、
スローで見るにつけて妙でしたわ!
その直後にはPKでの失点を取り返すヘッドでのゴール!喜び大爆発!
延長後半にはジダンの頭突きをPRするプロレスラー並みの転倒演技。
線審に叫ぶGKブッフォン!遅れて出たレッドカード。
主審も迷うところではないと思いますが、遅れて出たレッドカードも妙味だった。

しかし、決勝が終わってからも注目を集めるマルコ・マテラッツィ!
今回のW杯で誰よりも有名になった選手、マルコ!
W杯を時事問題にもさせちゃう「テロリスト発言疑惑」、「売春婦の息子発言疑
惑」などなど、まだまだ見逃せない、マルコ!

それでもやっぱり、34歳のジダンが主役なんですよね。
踊るようなステップワークや変幻自在のパス、魚眼レンズのような視野の広さ。
よくも悪くもサッカーのすべてを体現してたと思いますよ。
W杯予選中には、「大切な人が夢枕に立って復帰しろと言った」とか、変な理由
を口走って代表復帰。「この人、大丈夫なの?」て疑問を持つこともありました
が、やはり、プレーは最高。ブチ切れ方もジダンらしい(そこだけ切り取るとフ
ェアプレー精神に反するけど)し、これで伝説が完成したと思う。美化するに足
る存在。守備ができない日本の10番よりも断然素晴らしく、さらに言えば、マ
スコミにちやほやされたばかりで、インサイドキックのできない13番や、英語
の得意なキャプテンよりもね!

ところで、中田の引退ですけど、なんか、『イマドキ』って感じで好きになれな
いんですけど。。。センターサークルで泣いて終わり??いいねぇ。。
中田に関しては、骨太のプレースタイルやサッカー観、代表でのリーダーシップ
が好きだったわけであり、生き方まで賛美できるほど、わたしは信者にはなれま
せんな。

そんな自分も、30歳でサラリーマン辞めて再上京して第二の人生を考えていた
口なわけで。
しかし、25歳のとき、30歳で八幡製鉄所の工員を辞めて、ノンフィクション
作家になった佐木隆三さんに一日弟子入りみたいに付き添ったとき、「30歳ま
で必死に今の仕事をしなさい。そのときにもう一度考えなさい」って言われまし
た。
私は28歳ですが、6年間この仕事をしてきて、記者個人としてはあるていどの
スキルがついて、(ぶっちゃけますと)得手不得手はあっても、どの局面でどの
種類の取材を任されても恥ずかしくない程度の結果は出せると思う。
それよりか、最近特に感じるのは、地元紙にいると、やっぱり地元宮崎県や地元
住民の発展のために書かなきゃいけないという意識であり、つぶしてもつぶして
も次の目標が出てくるわけですわ。それに、高校卒業までの18年間と就職して
からの6年間を育ててくれた地元への恩返しですわ。

だから、中田さんも、日本サッカーを背負ってた、日本代表を牽引してきたとい
う意識があるんだったら、「オレは~」「オレは・・・」とか個人的なことを言
ってないで、次は日本サッカー界のために貢献してほしかったですね。

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