死刑について。
ホントに良い天気でしたね、今日は。
素晴らしく晴れ渡った一日です。
春が、春風が、サビを大熱唱、ってな一日です。
さて。
今日は、このお天道様のお陰で生きている我々、この太陽の下、今日は人間について考えたいと思っております。
今回のテーマ、人間が人間を、合法の下で、命を奪う、「死刑」です。
4月10日、法務省は4人の死刑を執行したと発表。
鳩山法相は去年8月の就任以来、3回目で計10人。
去年12月に3人。今年2月に3人。そして今回の4月に4人。
「これからも粛々とやらせていただく」と。
これで今、死刑を確定されて、いつ執行されるか監獄で考えながら生きている人は104人になる。
別の言い方をすれば、被害者の親族が執行を望んでいる確定者は104人。
今回、執行された4人の犯罪をここに記す。
1、中元勝義(64)死刑囚。
82年、大阪府和泉市の宝石商夫婦を殺害し、現金や宝石を奪った。
2、中村正春(61)死刑囚。
89年に滋賀県内で、わいせつ目的や金目当てに、路上生活者と職場の元同僚の男性計2人を相次いで殺害、遺体を切断して捨てた。
3、坂本正人(41)死刑囚。
02年、群馬県内で高校一年の女子を自分の車に押し込み、暴行、絞殺。
女子の両親に電話し、生きていると装って身代金を要求した。
4、岡下香(61)死刑囚。
89年、東京都杉並区のアパート経営者を絞殺し、その殺害を共犯者の男性による犯行と偽装するために、男性を射殺した。
同じ命です。
でも、その僕と同じ命は僕と同じ命を殺害したのです。
この今までよりも速いペースの死刑執行に対して死刑反対論者や国会議員の亀井静香さん達から抗議が出てます。
皆さんは、どう思いますか?
罰則とは、何の為に、誰の為にあるのでしょうか?
僕は死刑に対しては、「慎重」であるべきだと。
けれど、今回の鳩山法務大臣の決断にどっかで拍手を送り、そして今まで法律の最高執行者であっても執行をしなかった大臣達に少しの疑問も感じる。
う~ん、自分は矛盾しているのか・・、そうも感じてます。
そして、僕の本音はやはり、殺したものは殺されろ、なのかと。
でも、だからこそ、死刑に対しては一個人一個人が判断するのでなく、社会が法治国家が真摯に議論していくべきだと。
少なくとも、冤罪だけは根絶しないと。かつて無罪でも監獄で死んでいったケースもあると言うし。
間違い死刑もあっているかもしれない。
そして、再犯も何とかしなければ。
人を殺し、反省し社会復帰し、また殺す例も少なくない。
さて。
この春から一年後のまた来る2009年・春に、裁判員制度が参上改め、誕生する。
少し、生意気な言い方をすれば、現代のこの国の人々は少し外野席でモノを言ったり、携帯メールを暇があればいじったり、一人黙々と、沈思黙考を忘れている気がする。
社会の問題は自分の問題、少々青臭いかもしれないが、今一度、しっかり一個人一個人がモノを考えていかねば、冤罪も、再犯も、無くならないだろう。
そして、議論を絶やさず、話し合いを大いにやっていこう。
社会があなたに何かをするのではなく、あなたが社会に何ができるかを考えていく、そう思い、また僕も思考を続けて生きていきたいと思ってます。
ありがとうございました。