「車」
アメリカ議会の公聴会、下院議員が、アメリカのビッグスリーへ、要は自動車会社大手社長へ質問。「自家用ジェットを売る気はありませんか?」と。
この自社用ジェット、売ることに後に決まったらしいが、「政府が民間企業に資金を援助すべきか?」をしっかり議論して、結論を出してほしい。揉めることなしに、血税は資金は、援助はできないだろう。それは当たり前の事だ。この「当たり前」を忘れていたのが我々かもしれない。
この国の車事情も変わってきている。
大人になったら先ずは免許取得。
そして、自分の車を購入。ローンでも、親の肩代わりでも。車購入は当たり前。
そんな構造が車の生産を、購買を、支えてきた。
しかし。今の若者は車を買わないと言う。いろいろ理由はあると思う。
「経済的に」が、もっともな理由だと思うが、最近エコブームであれだけ車の排気ガスを取り上げれば買う気もなくなって当然。まぁ、でも、「車から自転車へ」、また「徒歩へ」と、ライフスタイルが変わるならこれは歓迎すべきことだと思う。
環境より、医療費削減の為に。
歩くと健康になるし、事故も減る。
すると、警察も他に仕事ができるし、まぁ、これは大袈裟かな・・。
でも、車がエコに悪くても、ドライブで恋人と話をして心が軽くなれば、それでいいと思うってもあるけど。
それは、徒歩デートでもいいけど・・。
まぁ、何にせよ、「車が売れない」っていうのは、波及効果多し、負の波及が。
それこそ、車の保険屋さんや、今も毎日報道される下請け工場のリストラ、派遣社員のカット・・・。これは痛い、雇用が無くなるってのは痛い。消費にもこの国の治安にも影響してくる。
一昔前、公共事業は税金の無駄使いだと言われていた時、長野県前知事田中康夫さんは、脱ダム宣言で土木業者に仕事内容の変化を求めた。「土建屋」から「植林屋」など。やはり、社会のニーズによって変わっていける人たちが時代をリードするってことか・・・。
と同時に、「変わらないこと」に徹することも、後から評価を受けたりもする。
さて、今回のアメリカの車会社、ビッグスリー問題。
ここまで問題になっているならもう、ビッグでもないだろうが・・・。
この問題、「自動車」っていいながら、GMがついこの間まで利益を上げていたのは金融子会社なのである。「モノ造りの会社」って言えるのかどうか・・・。
されど、リストラは今日明日の問題・・・。
う~ん、オバマサンは舵をどう切っていくのか・・・。
来年、世界は、そしてこの国も、正念場だ。
自動車以外の問題はそれこそ山積ですしな・・・。
そんなこんなで生きていく、そんな思いの今日です。