戻る、日常へ。
休日朝です。ゆっくりと時間が流れている朝です。
この秋、痔ろうと欧州の日々、そして今やっと日常に戻った気がしてます。よって、なんとか、非日常を求める日々です。木曜日は映画「悪人」を観る。上映が昨日まででしたのでやっとこせ、ギリギリ間に合う。感想は、観て良かったです。今年一番の映画かな。まぁ、それ位、僕にとっては思い入れがあったし、原作者の吉田修一さんの小説はいつも発売して直ぐに買っているし、この悪人の小説は特に良かったし。
映画「悪人」は李さんが監督。彼は「フラガール」も監督している。
彼の作品の特徴は「表情」。語りより、言葉より、その役者、役者の表情を重視している。フラガールの蒼井優さんのラスト、ソロで踊っている表情は実に良い。本当に印象的で、魅力的な表情だ。総じて「素」。今回の映画「悪人」も表情が鮮明にシーンに出てきて観る者へ言葉より、そのままで訴えてくる。賞を取った深津さんは無論良い演技をしているが、僕は樹希木林さんの演技に賞を出したい。彼女の表情は正に、李監督の思った以上じゃないでしょうか・・・。バスで夫の待つ病院へ行くシーンは感動した、これぞ、このシーンこそ映画だ。映像で勝負する映画だと痛感したよ。もっとも、本を超えたシーンだ。よく樹希さんが出てくれたと感動しました。ストーリーに関しては了承済みで、良い物語です。本で感じてました。後、被害者の女性も演技が良かったし、それを蹴り出した馬鹿な大学生も上手かった。総じて言えば、「皆さん、映画はもう上映終わってるし、DVD是非ご覧ください」。
フラガールを観ると、松雪さんか、蒼井さんに惚れますよ、マジで。
映画でも見て、外食でもして、公園で友人と語って、このまた始まった日常を癒し、痔ろうですし無理せず、肛門さんの対話しつつ、体重管理をしつつ、また歩んでいきます。この土日、日常に戻った感がかなりします。ゆえになんか、嬉しくも感じ、そしてホッとしております。