研修感想。
5月10日から11日まで、東京有楽町都市センターホテルで行われた「第4回 日本自治創造学会 研究大会」に行って来ました。大変、貴重な研修でありまして、いい機会を頂き、有難うございました。
感じたことを二つ、書かせてもらいます。
1、地方自治、地方分権の捉え方の難しさ
住民にとっての地方自治、議会にとっての地方自治、そして、我々にとっての地方自治、その捉え方が、多少異なっている。
そこに何の為の、または、誰のための地方自治か、ずれが生じてくる。
松坂市長と名古屋市長の「住民自治」は、異なることを実感しました。
松阪市は市長や職員が住民の中に入り、説明し、予算執行も区に任せる。ただ、そこに行政が説明しつつ、区の自立、自治を促す。
松阪市長が言うには、名古屋市は、予算を区に渡し、区にその後は一任しているとの事。この一例だけでも、本当の自治のあるべき姿を、異口同音に答えるのは難しい。
いろいろなケースがあり、数年後に、検証されるのだろう。
議会でも、議員間でもやはり、相違はあると思われる。分権も然りだと。
そういった難しさを研修で知るという意味でも、勉強させてもらいました。
2、学会側が学会へ批判を受けつつも、こういった研修をする真摯さ
前横浜市長の中田さんが、実体験をもとに、議会への批判や学会への批判を、この会のパネルディスカッションで巧みなレトリックで展開する。
この会へ苦言を呈する人でもオファーをするところが素晴らしい。
開けた会だと実感しました。
僕自身も、住民との現場での交渉で公務員、市役所批判をされるが、懐深く、向き合わねばならないと反省しました。
以上です。
有難うございました。
建設部 建設課 道路保全係 林田慎吾